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編集部

日本製?海外?太陽光パネル(ソーラーパネル)の主要メーカー5社を徹底解説


パナソニックの太陽光パネル(ソーラーパネル)の特徴や変換効率

パナソニックは、太陽光発電メーカーのなかでも、代表的な存在です。日本メーカーらしい高い技術力で、太陽光発電業界でもトップクラスの発電量を誇っています。


■パナソニックの太陽光パネル(ソーラーパネル)の特徴

 

パナソニックの太陽光パネル(ソーラーパネル)は、「アモルファスシリコン」と「単結晶シリコン」のハイブリッドでつくられる「HIT」と呼ばれるパネルです。

「HIT」は、発電量を増やすため、ヘテロ接合型構造というパナソニック独自の構造でできているため、非常に高性能です。また、熱に強いアモルファスシリコンを使用しているため、高温になっても発電量の低下を抑えることに成功しています。



■パナソニックの太陽光パネル(ソーラーパネル)の変換効率

 

パナソニックの太陽光パネル「HIT」の変換効率は、以下の通りです。


●パナソニック製ソーラーパネル「HIT」の変換効率(型番別)

  • VBHN255WJ01:モジュール変換効率19.9%

  • VBHN252WJ01:モジュール変換効率19.6%

  • VBHN120WJ01:モジュール変換効率18.1%

  • VBH070WJ01L/R:モジュール変換効率14.8%


シャープの太陽光パネル(ソーラーパネル)の特徴や変換効率

シャープは、1959年から太陽電池の開発に着手し、1963年には太陽電池の量産化にいち早く成功しています。また、2000年には太陽電池の生産量が世界一に輝くなど、太陽光発電分野で目覚しい実績をあげているメーカーです。



■シャープの太陽光パネル(ソーラーパネル)の特徴

 

シャープの太陽光パネル(ソーラーパネル)は、黒を基調とした意匠性の高い「BLACKSOLAR ZERO」シリーズを代表として、単結晶シリコンと多結晶シリコンの太陽光パネルを開発・販売しています。

また、変換効率に関しては、同じく日本製のパナソニックの太陽光パネルとくらべても、遜色ない高性能を誇っています。



■シャープの太陽光パネル(ソーラーパネル)の変換効率

 

シャープ製ソーラーパネルの変換効率は、以下の通りです。


●シャープ製ソーラーパネルの変換効率(型番別)

  • NQ-256AF(BLACKSOLAR ZERO):モジュール変換効率19.6%

  • NU-226AH(単結晶シリコン):モジュール変換効率19.6%

  • ND-175AC(多結晶シリコン):モジュール変換効率15.2%




長州産業の太陽光パネル(ソーラーパネル)の特徴や変換効率

長州産業は、単結晶シリコン系の太陽光パネルを自社で製造している国産企業で、太陽光発電業界のなかでは主力メーカーのひとつに数えられます。ちなみに、単結晶シリコン系の太陽光パネルの製造過程を、すべて自社で行っているのは長州産業だけです。

また、コストパフォーマンスにも優れており、国内の太陽光発電販売数でも一定のシェアを誇っています。



■長州産業の太陽光パネル(ソーラーパネル)の特徴

 

長州産業の太陽光パネル(ソーラーパネル)の特徴は、なんといっても「Gシリーズ」の変換効率の高さです。下の項目でも詳しくご紹介しますが、国内製造のソーラーパネルでは初めて変換効率20%を超えました。

変換効率が高い太陽電池モジュールを設置するほど、太陽光発電システムの最終的な発電量も多くなります。



■長州産業の太陽光パネル(ソーラーパネル)の変換効率

 

長州産業製ソーラーパネルの変換効率は、以下の通りです。


●長州産業製ソーラーパネルの変換効率(型番別)

  • CS-333G51(Gシリーズ):モジュール変換効率19.5%

  • CS-315B63(Bシリーズ):モジュール変換効率20.3%

ソーラーフロンティアの太陽光パネル(ソーラーパネル)の特徴や変換効率

ソーラーフロンティアは、宮崎県に自社工場がある国内の太陽光発電メーカーです。CIS太陽電池と呼ばれる銅、インジウム、セレンを使用した太陽電池モジュールを、国内工場で一貫生産しています。



■ソーラーフロンティアの太陽光パネル(ソーラーパネル)の特徴

 

ソーラーフロンティアの太陽光パネル(ソーラーパネル)の特徴には、価格の安さがあります。安さの理由は、単結晶シリコン系ではなくCIS系の太陽電池モジュールであることや、自社工場で一貫生産していることが挙げられます。

また、CIS系の太陽電池モジュールはシリコン系に比べると変換効率が低い欠点がありますが、そのぶん高温時の出力ロスが少なく、高い「実発電量」を誇っています。



■ソーラーフロンティアの太陽光パネル(ソーラーパネル)の変換効率

 

ソーラーフロンティア製ソーラーパネルの変換効率は、以下の通りです。


●ソーラーフロンティア製ソーラーパネルの変換効率(型番別)

  • SFK185-S:モジュール変換効率15.1%

  • SFM110-R:モジュール変換効率13.9%



カナディアンソーラーの太陽光パネル(ソーラーパネル)の特徴や変換効率


最後に海外の太陽光発電メーカー「カナディアンソーラー」をご紹介します。カナディアンソーラーは、2001年に海外で設立され、2009年頃から日本市場に参入してきた古参の海外メーカーです。



■カナディアンソーラーの太陽光パネル(ソーラーパネル)の特徴

 

海外の太陽光発電メーカー全般に言える特徴は、「価格の安さ」です。カナディアンソーラーもその例に漏れず、「太陽光発電システムをできるだけ低価格で設置したい」というニーズに支えられ、シェアを伸ばしてきました。

また、低価格ながら、最新の「UNITY(ユニティ)」シリーズは変化効率20%超えを果たしており、優れたコストパフォーマンスが今も人気を牽引しています。



■カナディアンソーラーの太陽光パネル(ソーラーパネル)の変換効率

 

カナディアンソーラー製ソーラーパネルの変換効率は、以下の通りです。


●カナディアンソーラー製ソーラーパネルの変換効率(型番別)

  • CS3L-375MS:モジュール変換効率20.3%

  • CS3LA-300MS:モジュール変換効率20.1%

  • CS3LB-250MS:モジュール変換効率20.0%

 

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